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チームハックス

チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術
大橋悦夫/佐々木正悟
日本実業出版社 (2007/07/26)
売り上げランキング: 149


このシリーズ、全部買っているわけではないので、念のため。
今回は、404 blog not found で書評がでていて、よさそうかなと思ったので買ってみた。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50879205.html

丁度、「ピープルウェア」読んでいたところだったのだが、「チームハックス」を先に読み終えてしまった。

当たり前といえば当たり前なのだが、仕事をうまくやるためのキモは、仕組みや道具立てよりも人だったりチームだったりする。
会社が大きくなると、管理したがる圧力は増すけれど、管理という考え方と、ヒト一人一人を生かすというのは相反する思想だったり。
人やチームのモチベーションを上げるための努力そのものが、マネージメント(管理はマネジメントの一部に過ぎない)の本質であるべきというのが、いろんな本読んでも書いてある。でも、実際はなかなかそうはなってない。
今の部署に移って、もう少しで半年。仲は悪くないし、居心地も悪くないけど、まだチームとしてのパフォーマンスは出せていないと思う。過去に一度でも、チームとして上手くやった体験をしていると、それを基準として考えてしまうというのもあるけど、チームがチームとしてうまく動けているときは、不思議な一体感と楽しさと優越感、それから高いパフォーマンスがあるモノだ。
その基本として、メンバーに対してヒトとして興味や親近感を持つことが大事だったりするんだよな。まだ、足りてない気がする。
仕事だから関係ないじゃんって言うヒトもいるかもしれないけど、そうじゃないんだな。その人の指向を理解することで、得意や不得意も見えてきたりするし、間違ったお願いの仕方を避けたり、スムーズに仕事を頼めたりするかもしれない。
オイラ自身、今ちょっと軽い人嫌いの時期に入っているのだとおもう、ちょっとなんとかしなきゃだ。

今、アジャイル開発の本いろいろ読んでいるけど、アジャイル開発にしたって銀の弾丸ではない。
それに、知れば知るほどアジャイルって手法と言うよりは思想だったりするとおもうのだよね。
あるいは手法を含む思想というか。手法に思想が反映されたモノというか。
アジャイルは、より個々人を上手く生かすための考え方だといっていいんじゃないかな。

とはいえ、この手の本を読むのは、そういった思想の実践のためのヒントだったり、具体的な手法について期待するところがおおきいからだったりするわけで、以下で気になった方法について書いておきたい。
後、別にこの本で触れられてないかもしれない、自分の中の雑考もメモしてあるので、念のため。
そのあたり、ちゃんと区別して知りたいヒトは買ってヨメ、と。

他己紹介

新人さんが入ってきたとき、自己紹介をしてもらう。あるいは、みんなも自己紹介する。
ついこないだもあったし、そう珍しいことでもない。
では、これを隣の人を紹介する他己紹介にしてみたらどうだろう?という提案である。
  • チームのメンバーが互いに意識しあうようになる
  • 自分がヒトにどのように見られているか知ることができる
  • 隠された自己を発見する機会
今度、うちの部署に新人さんが入ってくることになっている。実地で試してみたいな。
褒め殺しになっちゃ仕方ないけど、習慣化されていたり、努力を必要としない部分についての自分の長所というのは、自分にとって当たり前すぎて見えなくなっていることは多いとおもう。
そいうことでも、誉められるとうれしいしね。
ヨメも最近がんばってるようなので、うまく誉めないとな。おいらは、誉めるの苦手かも。orz

新しいヒトはSEOスペシャリストらしい。サイト内部対策はともかく、外部での対策の実地はほとんどやったことがないので、いろいろ教えてもらえることを期待していたり。
  • チームに対してどのような期待を持っているか?
  • 裏返して、どんな不安があるか?
  • 何が得意か?
  • 得意分野を生かして、どう行動していきたいか?
  • 仕事に対する長期的展望
こういうことも、聞いておくとよい。
内容ももちろんだが、答え方で、その人のタイプがみえてくる部分がある。

プレゼント

メンバーに対してヒトとして興味や親近感を持つことが大事ってかいた。
じゃ、どれくらいの距離感が適切なのか?
いきなり親友になれって言ったって無理だし、ATフィールド強いヒトもいるだろう。(オイラ自身そうだな。)
ついでにいっておくと、やたら誰にでも馴れ馴れしい八方美人は、好きじゃない。

で、プレゼントというもので考えてみよう。
「どんなプレゼントを贈ったら喜んで(面白がって)くれるだろうか?」
これが、わかるくらいがチームとしても丁度良い距離感なんじゃないかとおもう。
相手の好みをとらえたモノでもイイし、自分らしさを表現するモノでもいい。

そういえば、このところプレゼントしてないな。
プレゼントの楽しさみたいのは、昔おそわったはずなんだけど、ここのとこすっかり忘れてたかも。
旅行先のおみやげも、無難に菓子ばっかじゃなくて、なんか考えないとあかんなと思った。

タスクリストの共有

こちらは、既にやりはじめて一年くらいはたったとおもう。
ちなみに、オイラの場合は CheckPad を使っている。
このツールのこの上ない単純さが気に入っていて、Todoだけでなくて本の整理やらなにやら、よくお世話になっている。

でも、今の組織内ではTodoの共有はできていない。
抵抗ある人にはとても抵抗あると思うし、あまり無理強いするモノではないとおもっている。
ので、まずは、やりたいヒトだけやればいい。
いつの間にか、やってないヒトの方が、少数派みたいになってるといいんだけどね。

Googleカレンダは、個人的にはメインのスケジュール帳になっている。
でも、こちらは共有には使ってないな。
うちの会社の場合、サイボウズ6がメインで使われていて、こちらと二重化するのは避けたいというのがある。
二度入れるのは面倒くさいし、メインの方にコピーし忘れるとダブルブッキングの元になる。
このあたりを避けてデータを統合するために、Cybozu2ical を利用しているんだけどね。

カレンダの共有もやってみたい。まずは、組織とは関係ないあたりから、試してみようかな。
とはいえ、全く絡みがないと意味が薄いので、例によってもう一個ラボプロジェクトでも立ち上げてみようかとか考え中。
ネタはある。丁度いいタイミングかもしらん。

おいらは、会社以前にネット社会に生きていると思ってる。
自分の今のアイデンティティのコアとなる部分が、なんらかのネットを介したつながりの中で形成されてきたからだ。
また、オープンソースのような考え方に日頃触れているせいで、組織の中でも情報共有とかアジャイルの含む意識変革とか重要と感じている。
当たり前だけど、それがそこまで重要とおもってないヒトも多い。
要は、部分最適化じゃ足りなくって、全体最適化を進めないと負けるということなんだけど、多分上手く伝えられていないんだとおもう。

共有みたいな、ヒトの意識を変えるみたいなことは地道にやるしかない。
時間がかかる。人の現状維持バイアスは、もの凄く強いものだからね。
3日坊主っていうのも、現状バイアスのせいだとおもうよ。
こういうのは、上からえいやっで浸透するものではないし(オイラも上から言われたら反発する)、アジャイルもそうだけど、実際の現場がやろうという気になって初めて意味のあるものだ。
せっかく作った社内共有用のメモシステムも、最近書き込み減っているので、一日一個ぐらい何か書こうと改めておもっているとこ。
ネタはそうだね。ライフハックものが、結構溜まっているんでいいかもしれない。

同調してくれるヒトがいないと、職場でこれを推し進めたいっていうモチベーションがわきにくいんだけど、とりあえずは、地歩固めからということで。

タスクやスケジュールを共有するメリット

  • 自分のやるべき事が、他人の目にさらされているという緊張感
  • 他人のやっていることに目が向く
  • 誰が何で大変なのかわかる
  • その人の考えや大事にしたいモノがわかる

知識を共有するメリット

  • 自己アピール= 私はこういうことに興味持ってます。得意です。
  • 自分の知識の定着= 書いたり、まとめたりすることで、定着することが多い。あるいは、知ってると思ったことの中に発見があったり
  • 2回目楽できる=何か知らないことをやるとき、時間がかかるのは、調べることだ。書いておけば、2回目からずっと楽にできるはず。書いておかないと、面倒くささが先に立って、やらなくなっちゃます
  • 情報に敏感になる= ヒトに話したり書いたりする習慣がつくと、ネタを探すようになります。笑いのネタで受けをねらうのも一緒でしょ?
  • 他人のためにもなる=自分にとってあたりまえが、他人にとっては、驚きかもしれません
  • 説明や文章に書くのがうまくなる=後、苦にならなくなる。原稿書きとかやるとき助かるかも
  • もっといい方法を教えてもらえる=自分が表明することで、もっと詳しいヒトからのアドバイスもらえたり

割り込み

会社にいると仕方ないことだけど、作業中に割り込みが入ってくるのは避けられない。
例えば、電話、席に話しに来る人。
まぁ、しかたないっちゃ仕方ないのだけど、いわゆるフロー状態に入るのは時間がかかるし、割り込みでとぎれたフロー状態に戻るにもやっぱり時間がかかる。
だから、集中したいときは喫茶店にいったりする。
まぁ、朝出勤前と、昼休み時、読書タイムとしても喫茶店(ドトールとかタリーズなんだけど)は、愛用している。
自分のペースみたいなものを維持するひとつの手段。

電話と比べると、メールは読む側でコントロールできるので、かなりまし。

メッセンジャーは、自分のステータスをちゃんと管理していればいいけど、つい忘れる。(だから、いれるのやだというヒトの気持ちもわからないではない。)

社内共有用の掲示板システムは、プルで情報をとってこないと見られないので、割り込みではないけど、見てもらえる保証もない。
結構、悩ましいところだったりする。
こういう情報の意味合いは、少し目先を変えるだけで、結構変わってくるというのが、最近のtwitterをはじめとするミニブログとか使ってみて感じたことでもあったり。

それから、普通、誰でもタスクを複数抱えていると思うけど、その処理の仕方も重要。
タスクの切り替えには時間がかかる。なるべく同じ事は細切れにせずにまとめてやること。チームハックスじゃないけど。

ミーティングでは、成果を話す

「今週はこういう事やります。」みたいな宣言より、「先週はこういうことやりました。」
の方が、良いんじゃないかという話し。
なぜかというと、強い強迫観念が働くのはあまり好ましくないし、またそのためにできる範囲を絞って過小に申告するのも好ましくない。といった考え方から。
イマイチぴんときてないけど、そいうこともあるかもしらんと思う。

ブレインピッキング

企画とかでもそうだけど、自分一人で考えているとどつぼにはまったり、堂々巡りに陥りやすい。
ところが、人と話すことで自分の中に埋もれていた知識やアイデアが、意外なほどあっさり引っ張り出されたって経験って誰しもあるはず。
それを意識的にやりましょう、せっかくチームなんだし、というハック?
ブレインピッキングは、オイラの造語。
ブレインストーミングは普通の語彙だけど、みんなで出し合うというより自分の中から引き出してもらうと言うことで。

それと、誰でもどんな職場でも問題を抱えてるわけだけど。
で、その時に「どのようにすれば、〜か?」と、問うことで壁が壊れることがある。
「すごい会議」 の引用として書かれていたけど、もう一度読み直してみようと思う。
「プライミング効果」という言葉もあったり。連想ゲームみたいに、ヒントが答えを誘発する現象のことらしい。

なぜ?という問いかけ

使い方や、使いどころを間違えると、よくない言葉として取り上げられていた。
元々、協力的なシチュエーションならよいが、そうでないときは非難にとれなくもない。
こういう言葉は、他にどんなのがあるかな?
「がんばれ」「難しい」「参考になります」も、あまりよくないらしい。
こっちは、「思考停止語」にあたるんだそうだ。
前の節でかいた、「どのようにすれば、〜か?」のような言い方に置き換えると、思考停止語にならないんだけどね。

要望のβ版

これは、まさにプロトタイプ型開発だったり、アジャイルのインクリメンタル開発だったりするんじゃね?
いきなり完成品を持って行くと、これチガクね?っていわれる事が多い。
触って動かせる半完成品を持って行って、お客さんとケンケンガクガク一緒にやっておくことで、こういう行き違いも減るような気がする。
というわけで、ウェブサイト制作におけるアジャイルとは?みたいのがやりたいのだ。
Flashつくるときは、前からそうしているけどね。

一人が難しいわけ

おいらは、あまりフリーの経験長くないが、フリーというのは自分で自分を律する必要があるので結構難しいなと思う。
フリーだと家と事務所を分けるヒトも結構いるけど、そいうのもよくわかる。
家では何となく集中できないことが多い。
マンガとか誘惑多いし、ぬこやヨメも邪魔しに来るし。
自分自身については、昔に比べると、時間とか仕事、身体の調子といった自己管理はできるようになってきたかなと思う。
まぁ、あまり無理をしないようにする、というスタンスを固めたというのもあるけど。
モエツキても困るし、ホントに困るのは会社よりも自分だしね。

画面上で議事録

この手のソリューションは、いろいろでている。
パソの画面を共有しながらチャットみたいのもあったな。
おいらが、身の回りの情報をウェブ系のアプリケーションで固めているのは、自分自身がオフィスでも家でも同じ情報にアクセスできると安心だったり、便利だったりするというのが最大の理由だけど。ついでに、共有が楽というのもあるとおもう。
いろいろ手を出しすぎて、なかなかコレというのが決まらなくて困ることもあるけど、この話を読んで、37signalsのBaseCampを思い出した。
改めて真面目に使ってみようかとおもった。

http://www.basecamphq.com/

紹介されていたのは、こっちだけどね。
http://xm.sargasso.jp/index.php

無駄にならない会議

まぁ、そもそも一人の人が延々話している会議って、あまり意味がないと思っている。
その程度であれば、メールでいいじゃん。みたいな?
後、報告を延々聞いている会議も同じ。

そういった、事務的な会議ではなくても、やはり仕切りによって、無駄に長いなと感じる会議もあったり。
何も決まらない会議もやっぱり無駄な会議だとおもう。

それ以外にも、話しが横道や隘路に入りすぎて、やたらと長くなってしまうというのもある。
アジェンダ作っておいたり、事前に考えてきてもらったり、いろいろやり方はあるけど。
時間をきちんと区切ってやるのも大事だし、あまり長くなるようであれば、注意を引いてそろそろお開きみたいのも必要な場合も。

XPとかだと、スタンドアップミーティングっていうのかな、無駄に長くならないように立ってミーティングをする。
はてなの朝会とかもそうなのかな?
オイラ的には、部署定例とかあれがいいかもとおもう。

だべっているだけで、モチベーションがあがったりする集まりもあって、そういうのも大事だけど、いわゆる会議というのはちょっと違う気がする。

ホーソーン効果

注目されていると感じることで、作業の効率があがるという効果。
工場で照明の照度を変えると、作業効率にどう影響するか実験したところ、照度を上げても下げても元に戻しても効率がアップした、という事例からきたものらしい。
要するに、照明の照度より、そういう注目されているという意識や重要なことをまかされているという意識が作業効率に影響を与えるということ。
逆に10のことがやりたいって、提案して。「5までならいいよ。それ以上はいらん…。」
って言われちゃうと、実際の処1とか2しかやんないで終わることが多い。
やっても、どうせ評価されないしな。とおもうわけで。

やる気を出させる方法

  • 最初だけ一緒にやる =ペアプロとちょっと似ている
  • 「思考停止語」を避けて「行動促進語」に変換
  • 当たり前でも共有する
  • 本人の当たり前をほめる
あと、簡単な相互評価システムみたいなものもよいらしい。
月イチぐらいで、「よかった点、よくなかった点、どうすればよくなるか?」
を自己評価、各メンバーについても評価。

他人に仕事を頼む

まぁ、あなただけが頼りです。みたいのがひとつあるね。
「ドア・イン・ザ・フェイス」というのがあって、要は大変なことを頼んで、代わりにこれやってと、本来頼みたいことを頼むというやつ。家族の間では普通にやってるトレードオフかも。
「フット・イン・ザ・ドア」ちょっとだけ時間ちょうだいといって、そのままの流れでお願いしてしまう。

集団で気をつけること

誰かがやるだろう。これは良くある心理。
「ソーシャルローフィング」というらしい。

リーダーシップからメンバーシップへ

つまり、メンバーが主体であるということ。このあたり、アジャイルとモロかぶりね。
自己管理のあまり信用できない理由というのもわかりやすかった。
  • ひとは勘違いする=ある仕事を忘れていたり、時間がないのに気がつかなかったり
  • ヒトは現在の自分の状況で判断する=つまり気分次第。 調子のいいときの見積もりは、普通にやるにはきつすぎるし、逆もある。
  • のど元過ぎれば熱さをわすれる=つまり、客観的というよりは楽観的なわけ。これは、ヒトとして上手く生きていくためには重要なようそだったり。自分に客観的なヒトは鬱になりやすい。
メンバーシップを取り入れると、情報のやりとりもホスト型ではなくて、インターネットのような相互型になる。
インターネットの仕組みがなぜ作られたのか?元々軍事目的なんだけど、そのあたりを知ってればこの仕組みの強靱さが理解できると思う。
でも、まぁ組織にあって、リーダーとかマネージャーというのはいずれにしても必要なわけね。
ただ、チームの成熟度によって、必要とされるリーダーの役割は異なっていて、未成熟であればリーダーシップを発揮する必要があるし、成熟したチームにはなるべく任せた方がいい。
アジャイルは、そういった意味では成熟したチームでしか使えないやり方ということになるのかな。

ツールいろいろ

ちょー助 スケジュール調整

http://chosuke.rumix.jp/
スケジュールを調整するとき、大丈夫な時間を確認して回るのは面倒。
駄目な時間を聞いて回った方がまし。
で、さらに進むと、こういうツールをつかうというのもある。
既に入力したヒトにあわせる心理が働くので、まとまりやすいとのこと。

baboo オンラインブレスト

http://babooo.kayac.com/
こちらは使ったことない。共有型のマインドマップみたいなかんじね。
今度、機会があったらためしてみよう。

GoogleCalendar 予実管理

http://www.google.com/calendar/
実績管理には使ってる。予定は、ちょっとどうかなぁ。
時間刻みでやることが溜まっているときは仕方ないけど、そうでないときはTodoListでとどめておいた方が精神衛生上良い気がする。

で、ツールを使うときの注意点。同じようなツールをいろいろ使うのはいくない。
ちょい、耳が痛いですけど。
なぜか?「1カ所を探せばよいから」というのが一番大きい。





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