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海馬

海馬―脳は疲れない
海馬―脳は疲れない
posted with amazlet on 07.06.09
池谷 裕二 糸井 重里
新潮社 (2005/06)
売り上げランキング: 2139
おすすめ度の平均: 4.5
5 歳をとるのが怖くなくなる本
4 う〜ん・・勇気づけられたみたいです
4 誰もが頭が良くなりたいと思っている


MIND HACKSとは、また違うアプローチで書かれた脳に関する御本。
糸井重里と東大の池谷裕二という方の対談で綴られた、極わかりやすい本だ。
あくまで一般向けなので、あまり込み入った仕組みの話には突っ込んでいない。
どちらかというと、日常生活やクリエイターにとっての脳の話になっている。
もしかして、一種のLifehacks本?みたいな感じもする。

Lifehacksにも、少々自己啓発的な部分が含まれているのだけど、この本のシメもそういった感じがあるわけ。
これは、少々好き嫌いあるとおもうけど。

糸井重里は、有名なライターさんなので、クリエイターなら知らない人は少ないと思う。
http://www.1101.com/
「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトも持っていて、手帳とか企画商品も出していたり。
ただ、RSS配信してないのが、個人的に気にくわない。w

さて、海馬というのは、脳の中で記憶を作ることに関して重要な機関らしい。
「メメント」という映画がある。主人公が何時間前までだか忘れたけど、新しいことを覚えることができなくって、体中に刺青をいれて記憶に替える結構不思議な感じのする映画で、サスペンス物好きな人なら見てない人は見て損ではないとおもう。
後、「博士の愛した数式」という小川洋子の小説が結構売れたと思うのだけど、こちらはホームドラマチックな仕立てだけど、この物語の博士も同じように記憶が飛んじゃう人でくたびれた背広に付箋がたくさん貼り付けられているイメージが印象的。(ちなみに、映画化もされてて多分いいできじゃないかとおもうのだけど、見てはいない。)
おいらは、この本で数学面白いなと改めて思った。フェルマーの最終定理とかも出てくるけど、数論=整数の性質を扱う学問?でよいのかな?
数について、宝箱にいれた大事なコレクションみたいな親しみを感じる表現が秀逸で、さすが小川洋子とおもった。
で、実際にこういった短時間しか記憶ができず、長期記憶に貯めておくことができない症状というのは実際にあるらしくって、そういった症状の原因の一つとして海馬に障害がある場合があるらしい。

海馬は、記憶を貯めておくところではなくて、短期記憶から長期の記憶に移し替える際のフィルタみたいなことをしているらしいという理解。

後、脳細胞は
赤ん坊の頃を除いて、一生増えない(というか減っていく)というのも定説としてよく知られていることだけど、海馬に関しては普通の体細胞と同じように細胞の入れ替えが起こっているらしい。つまり、増やすことができると言うこと。
で、使えば増えるんだそうだ。筋肉とかと一緒ですね。

100円は安かった。w


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