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Maruyama

丸山先生レクチャーシリーズ in 東京 2006-2007

■第3回テーマ「web2.0 -- 新しい技術と新しいビジネスモデル」

2007年01月12日

http://www.c-sq.com/modules/article/article115.html

行ってきました。前の打ち合わせが押してしまって、ちょっと遅刻。既に丸山先生のセッションは始まっていた。
以下の5つのセッションが、10分の休憩を挟んで、各50分。

1) 新しいネットワーク・メディアとweb2.0 (稚内北星学園大学 丸山 不二夫氏)

http://blog.codezine.jp/maruyama/2006/12/webhttp_1.php
http://blog.codezine.jp/maruyama/2006/12/webhttp.php
http://blog.codezine.jp/maruyama/2006/12/webhttp_2.php

まぁ、上記に書かれているようなことを、いろいろな事例や、過去発表資料などを基にお話しされているようだった。
P2Pはともかく、JiniとかGridとかの技術については、具体的にどういったもの?ってのがわかってなかったりするのだけど。

Jiniについての簡単な説明 (IT用語辞典)

Gridについての簡単な説明 (IT用語辞典)

P2Pについては、後のセッションでも話していたし、割と身近なので割愛。

そういった技術の実現しようとしていた本質的な部分は、今やHTTPというプロトコルに縛られているWebアプリケーション(J2EE)とWebサービスによって実現されている。
言い換えると、爆発的に普及したWebブラウザとWebサーバという組み合わせを、万能クライアントと万能サーバとして使うことで実現してしまった。
ま、技術的な優位性ではなく「一番よく使われている」という理由で、それがエコシステム(生態系)として作用し後の進化の方向が決定づけられた。

ってようなお話だったと思う。

技術の志向していた本質的な目的を実現してしまったということについては、
P2Pの精神的なところはSNSやらBlogやらのCGMとして実現されている。という指摘があって、わかりやすかった。他はよくわからん。
後、Cloud ってのが、キーワードになってるっぽい。 Cloud=Grid+SOA のようなものらしい。

つい昨日・一昨日発表のあったiPhone の話や、AmazonS3、AmazonEC2 の話とかも出てきて、あぁ、ホントに今の話をしてるんだなと感じた。

他、興味深かったのは、チップの集積限界のために、5〜10年後にはムーアの法則は終わるはずというお話。
同時に、ネットワークの進化の方が、コンピュータの進化を上回っているとう指摘もあった。ネットワークの進化って、回線の太さとか総延長とかノード数が増えていくという理解で良いのかな?
量の変化がある閾値をこえると、質的な変化まで引き起こしてしまうみたいなことは、イノベーションのジレンマではないけど、素人目にもここ10年の流れで感じられるところではあったり。
ユニメディアという言葉は、耳に新しかったのだけど、iPhoneのこともあってわかりやすかった。
インターネットをITとか技術としてくくるんでなくて、メディアと位置づけた方が、今後の発展の方向について正しく理解できるだろうと言うこと。

2) 動的言語の世界 (ネットワーク応用通信研究所 まつもとゆきひろ氏)

どうやら、聴講参加者にJava屋さんの多いセミナーだったらしく。Light-weight Languageの説明に終始したので、ちと退屈だったかな。
同郷にこういう人がいるというのは、何かうれしかったりするので、機会があったらお話聞きにいくことにしている。
まぁ、去年はRuby躍進の年だったし、おいらもRuby on RailsのせいでRubyに興味を持つようになった人間の一人だし、にわかなわけだが。

お話としては、ハンズアウトにかかれているので、印象に残ったことだけメモしておく。

・Light-weight Language という言葉そのものは、海外では廃れた表現で、日本でだけはやっている
・仕様が軽い、シンプルという意味ではない。プログラマーが、やりたいことを楽に表現できるという意味。
・Core2Duo=クレイ1の60倍 なんかわらえる
・Brooksの言語法則 = 言語は違っても、同じ人が同じ習熟度で書ける時間あたりの行数は変わらないという説
 「人月の神話」 有名な本だというのは知っているが、読んでない。 読むべきだろうか。
http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E6%9C%88%E3%81%AE%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E2%80%95%E7%8B%BC%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%82%92%E6%92%83%E3%81%A4%E9%8A%80%E3%81%AE%E5%BC%BE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BBP-Jr-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4795296758
・アセンブラで1000行のコードを、Rubyなら3行で書けたり = 生産性の向上
・言語によって思考形態はかわる。= Lispとか関数型言語とか勉強する意味はここらへんにあるのかも。 言語といっているけど、シンボル系、数学とか自然言語でも同様のことが言えるのだと思う。

3) マイクロソフト技術で体現するWeb 2.0「Windows Live」〜ソフトウェア+サービスの目指すところ〜* (マイクロソフト 安藤 浩二氏)

ごめんなさい。正直、RemixとかWebsigとか、いたるところで聞いているので、ちょっと眠かった。
いつもと違って、あまり宣伝くさくなかったのはよかった。
Microsoftが結構ガジェットに力を入れているのはよくわかった。

VistaとかIEに依存しないでも使えるようにしてくれたら、作ってみようとおもうかも。w

2007/04/12
http://www.rubyist.net/~matz/20070409.html#p02
今頃になって、matzさんコメントしてるし。w

4) peer-to-peer の世界 (ウタゴエ株式会社 首藤 一幸氏)

http://www.utagoe.com/jp/index.html
http://www.shudo.net/index-j.html

知らないことを教わったという意味では、このセッションが一番おもしろかったかな。
ただ、ハンズアウトないし、かなり延長したのに途中でお話終わっちゃったのが悲しかった。
もっとパシパシはしょって話してしまってかまわなかったんじゃないかな。

・P2Pはビジネスで使うときには要注意。winneyとか真っ黒なイメージあり。
・peer-to-peerは、技術用語として存在していた。P2Pはちょっとバズワード的意味があるかも。
・pureP2P,hybridP2P,一部だけP2Pを使っている,末端が重要な役割を担っている分散システム という、元々の意味からはかなり離れたところにまで及んでいる。 例)SETIプロジェクト
・pureP2P メインのサーバといったモノを持たない、純粋なP2P
・hybridP2P メインのサーバはあるけれども、限られた役割だけを果たす skypeとかこれなのかな
・オーバーレイネットワーク = pureP2Pでは必須。物理的なネットワークの上に、アプリケーションレベルでネットワークを構築すること。ストラクチャード と アンストラクチャード の2種類に大別。
・アンストラクチャード 初期のタイプ、簡易なタイプ 適当にノードを探す、柔軟で正確な検索が苦手。ノード数が増えてくると、効率が落ちる。
・ストラクチャード いろいろな技術が使われている。DHT=分散ハッシュ表 を使ったモノが代表的。アンストラクチャードより効率を高める工夫。大きなノード数に対応。(ノード数の増加に対するホップ数の増加を、対数的な増加に押さえることができる。)
・スカイプの仕組み スーパーノード、分散データベース、グリッドシステム といったP2P技術をうまく利用しているっぽい
・後、スモールワールドネットワーク (6人つなげば全世界の人につながるみたいな)とか、興味深い話題がでてたけど、このあたりでおしまい。

多分用意してあった資料の1/3も消化してないんじゃないかなぁ。^^;
もったいないから、どっかにアップして欲しい。

個人的にはP2Pには期待していたし、今でもしていたりする。
でも、P2PがP2Pだけで完結している間は、ビジネスとかネット社会への大きな影響は出てこないかも。
エンジニアで層の厚い部分って、既存の仕組みを使ってアプリケーション開発したり、メンテしてたりする人たちだ。
その人達が使っているのって、PHPだったり、Perl,Python,Rubyとか、まぁJavaとか、C++とかもあるけど、作っているのは丸山先生のいうところの、ウェブアプリとウェブサービスなんだよね。
P2Pが実現することを、HTTPを介した簡単なインタフェースで、解放できたりしないかな?
YouTubeは去年のトピックだったけど、ああいう利用のされ方は想定してなかったというインタビューをどっかで読んだ気がする。
作る人が全部決めておくのではなくって、使う人とともに使い方が変化し、発展していく。
作る人と使う人というのが、もはや渾然としているエコシステムだから、どう使うか?という可能性に関して、オープンにしていくことが、メディアとしてのインターネットの可能性をも広げるような気がするなぁ。

5) Google API - APIs for Google Maps, Google Desktop, Google Earth, Google Personalized Homepage (グーグル 石原 直樹氏)

Googleって、こういうセミナーでハンズアウトとか、URLとか出すの駄目なんだって。どういう方針に基づく決まりなのか、気になった。
今回は、特別許可を取って、下記URLを公開しているそうだ。
http://naoki.rodion.googlepages.com/api.htm

GoogleMapsAPI

ノベリティもらい損ねた。拡大縮小の目盛り 20以下だってことはおぼえてたのだけど。w
http://naoki.rodion.googlepages.com/examples.html
この例題は、お手軽に実際にさわっていじれるのでうれしい。

iGoogle

まぁ、正直、常用している訳じゃないけど便利だし、面白いのですき。
ノベリティ目当てで w 、ガジェット作ってみようと思った。
なんか、アイデア考えないとな。
こちらのガジェットはユニバーサルガジェットと呼ばれているらしい。

GoogleDesktop

デスクトップサーチについて、ちょっと質問したかったけどな。
こっちでもガジェットがあるわけだが、こっちはデスクトップがジェットと呼んで区別しているそうだ。
基本的に、ユニバーサルをデスクトップに転用は可能だけど、逆はできないんだって。
まぁ、そうだろうけど。
作り方とか仕組みとかは、Microsoftのガジェットとそっくり。Microsoftが後発なわけだけど。^^;

http://desktop.google.com/downloadsdksubmit?hl=ja
http://desktop.google.com/ja/script-primer.html

GoogleDesktopのOSX版って予定ないのかなぁ。
機能的にはDashboard,Spotlightとかぶるし、欲しいかと言われると微妙なんだけどね…。
でも、Windows用しかないと、作る気力がおきない。w

で、紹介されてたGroupは見つけたのだけど、参加しようとしたらエラーで蹴られましたよ。^^;
http://groups.google.com/group/Google-Desktop-Developer-ja/topics

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