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Software-J

ソフトウェア ジャパン2007

いってきました。
http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/forum/software-j2007/index.html

情報処理学会主催の産学共同的イメージをもったイベントです。
来ていた人にはスーツの方が多かったですね。平日だし、参加者の主だったところは学会関係の方でしょうか。
後は、SIerさんが多かったっぽいですね。スポンサーの主だったところも、大手のそういうところだったりしますし。
ちなみに、私は学会員でもなんでもありません。^^;
ただ、ITフォーラムに登録すると、参加料 5000円が無料になるということで、ITフォーラムの何かも理解しないまま登録しましたが…。
ITフォーラムが何だったかというと、情報処理学会をオープンに活発にするために、学会員の方以外でも参加でき、意見交換などができる場を作っていこうという活動のようです。ITフォーラムへの登録とは、XOOPで作られたシステムへの登録なわけですが、後でちょっと中もみておこうとおもいます。

http://itforum.coe21.sfc.keio.ac.jp/

以下、敬称略。

第1セッション:イノベーション セッション 

9:30-10:15 テクノロジーのイノベーション 「Googleが行いたいこと」村上憲郎(Google Japan 代表取締役社長) 

Googleの社長さんの講演でした。あまり目新しい話しは聞けなくて、少し残念だったかな。

  • インデックス数 yahooを含めて、どこよりも大きい。3倍あります。とのことです。
  • 従業員 10000名で半数がエンジニア
  • オフィスは、世界50箇所
  • 多くのサービスができているけれども、ポータルをやりたいわけではなくて、検索につながるサービスとしてやっていく。
  • 100カ国語に対応
  • 東京研究所は、ローカライズを担当しているわけではない。
  • NHKでGoogle独裁への警鐘みたいのをやってたが、Googleは情報ソノモノを所有するつもりはない。あくまで、インデックスであり、情報へのブリッジ。
  • GoogleVideoの位置づけとしては、今後DVDの販売サイトへつなげるなど。
  • 現在の検索は最大多数の最大幸福を目指しているが、今後はそれ以外にパーソナル検索にも力を入れていく
    • とはいえ、必ずパーミッションを取った上で行うので、勝手にということはありませんと、念押し。
  • イノベーションの秘密
    • 有名なところで20%ルール これは、時間のことではなくてエネルギーのかけ方のようなもの
    • 勤務形態は、相当に自由。VPNで自宅からとかもあり。
    • 20%ルールでやることは、白紙に絵を描くようなこと。別に失敗しても良い。ネガティブな評価はしない。
    • 下手でも誰かの刺激になるはずという考え方。
    • 環境が整っていることが大きい。他ではやれないことができる。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/01/29/google/

10:20-11:05 社会(女性)のイノベーション「日本社会のイノベーションに向けて −女性技術者の活躍支援−」國井秀子(リコー 常務執行役員) 

女性技術者を中心に、障害者、外国人の方を含めた、ダイバーシティのススメ。みたいな内容。
うちの会社には女性部署があってそこの人たちが聞けばいいのにという内容。

  • 日本は、非常に遅れている。管理職の数とか。
  • 女性が活躍を行うことで、経営的にも有利になるという資料。
  • Quickにやることが必要。マネジメント層から上はトップダウンでの組織メッセージが重要。
  • 多くのロールモデルが必要。
    • でないとあの人は特別だからで終わってしまう。
    • あるいは、個人が悪いイメージあたえると、だから女性はという話しになってしまう。
  • 制度があることは大前提。ただ、実際の運用をうまくやらないと実態が伴ってこない。
  • リコーの場合社内文化として、未来の環境を想定していち早く進めている。
  • 男性の育児休職取得者1/3とか。ノウハウの個人的な伝達とか。

11:10-11:55 ビジネスのイノベーション 「知識ベース・イノベーション」 紺野登(コラム代表/多摩大学教授) 

個人的には、一番刺激になったかも。

  • イノベーションには、知識資産が重要。今までのイノベーションについての議論は、プロセスにばかりフォーカスしていた。
  • イノベーションが失敗する理由はヨーロッパでも、日本でも多分変わらない。組織内部に問題があることが多い。
  • 情報の平等性と多様性がイノベーションにつながる。閉鎖的環境ではイノベーションは生まれにくい。高い相関関係がみられる。
  • インフォーマルな技術者組織が重要な役割を果たすことが多い。3MとかのStoryでも述べられている。http://solutions.3m.com/wps/portal/3M/en_US/our/company/information/history/century-innovation/
  • 共感の「場」の形成がイノベーションの鍵。
  • 技術だけあってもイノベーションは生まれない。iPhoneの例とかをみれ。
  • では何が必要かというと、社会知。ビジョン、思想、哲学、芸術、生活、デザイン…。
  • 今のトレンド、社会知を得るために、Labsとか。一般や他社とかからも知を導入。トレードオフで自社の知を外に出す。OpenSourceとか。
  • R&DからC(Connect)&Dへ。
  • OSCar OpensourceCar プロジェクトとか。http://www.theoscarproject.org/
  • トップがイノベーションを起こせと叫ぶだけではイノベーションは起こらない。会社や個人の論理を越えたビジョンが必要。
  • 事後評価、結果評価だけではモチベーションが上がらない。経過を評価する事も必要。
  • イノベーションを起こすための経営者は、従来的なMBAな人ではない。
  • CSRというような贖罪ではなく、ビジョーナリーカンパニーを目指すべき。Public Goodness

11:55-12:05 ITフォーラムの紹介 

ここで、前述のITフォーラムについての説明がありました。

で、近場のデニーズで昼ご飯。本屋で探していた森博嗣の新書を見つけて買う。

13:15-15:15 第2セッション:ITフォーラムセッション 

ここからは、6つのフォーラムで分かれてセッションが行われました。迷いましたがWeb2.0フォーラムへ。

「情報基盤としてのWeb 2.0」  栗原 潔((株)テックバイザージェイピー 代表取締役・弁理士) 

エンタプライズの分野でのWeb2.0ということで、いつもの視点とはちょっと違う風景を感じられたような気がします。
Webと全然違うというわけではない。ただ、そうそうさくっといけるものでもない、みたいな。
Web2.0は、ビジネスモデル、ビジネスプロセス、テクノロジーと、いろいろ切り口があるが、ここではテクノロジーにフォーカス。

  • Web2.0とは?にあまり時間をかけても仕方ない。これも2.0かな?あれも2.0かな?ここらへんが…みたいな。
  • ReadOnlyからR/W webへ
  • web2.0とエンタープライズは違うが、全部違うわけでもない。
    • 99.9+%のアップタイム。ユーザデータの完全な保護。とか
    • 昔は、ドットコムがエンタープライズと対比されて話された。いまでは、ドットコムはある種エンタープライズでは?
  • どこかの時点で、イノベーションとして認識される
  • KM1.0 vs KM2.0 この対立図式のパタンは、わかりやすくていいよね。いろいろ転用可能。
  • KM1.0の例 メーリングリスト メンバの中で 閉じてしまう。
  • KM2.0に企業が行きにくい理由
    • 遊んでるんじゃないの?
  • 現状。でも、MSもIBMも社内SNSとかやってるし。
  • 社内におけるSLATESテクノロジー KM2.0的http://home.elmblog.com/management/000937.htm
    • Search
    • Link
    • Auther
    • Tag
    • Extention
    • Signal
  • 統合アプリ/データベース共用/分散トランザクション/SOA/コンポジットアプリ/マッシュアップ
    • 左が 堅牢性・データ整合性重視寄り
    • 右が 実装容易性・柔軟性重視寄り
    • まず、モックアップやテストベースとして、右側で実装して、うまくいったら左にうつしていくというのもありだよね。
  • ファットクライアントとリッチクライアントに違いは、ステートレスかどうか
    • 今後オフライン処理とか重要かも Apolloとかやってるけど
  • 物理P2Pと論理P2Pは、分けて議論しないとね。
    • SNSとかは、論理P2Pだが、物理的にはサーバ集中
    • BitTorrentは、論理的には単一ディレクトリだが、物理的にはP2P
    • ここら辺がごっちゃに話されることが多い。
  • イベント駆動型モデルは、現実のワークフローに近い。リアルタイム性?
  • パブリッシュ・サブスクライブ 発行・購読型 アプリケーション統合とか PlaggerのRSSとかみたいなもの?
  • イベント駆動型アプリの課題
    • スケーラビリティ
    • モデル化が難しい RIAを作るのが難しいのと同じかな

「Media as a Service」 渡辺 聡(渡辺聡事務所代表) 

  • Media as Service
  • インターネットって、そもそもぼろい。で、NGNみたいな話しも。
  • SOX法とかのからみもあるし。VPNとかも需要増えるかも。
  • 日本ではSalseForceみたいなASPタイプのサービスは伸びていない。
  • Blog、SNS、エンタープライズサーチとかに関心が高い
  • jig.jpの紹介?何でメモったんだろ。 http://www.jig.jp/

パネル討論 「Web2.0の本質を探る」 

渡辺 聡、鈴木 雄介(株)エーティーエルシステムズ チーフ・ソフトウェア・アーキテクト兼テクノロジー・ディレクター、もうひとりこちらは代理というか予定と別の方だったのですが、名前メモ忘れ。

  • Web2.0とはなんぞやというのは、固まっていない。いろいろな考え方の人がいろいろな切り口で。
  • エンタープライズでの問題は、セキュリティとオープン化のバランス。
    • なかなか、バランスが難しい。どっちかにいきすぎるとこける。
    • SOX法とかとは、真っ向から対立しているわけで。
  • スケールアウトが可能。
    • スケールアップは、一台の性能を上げる。スケールアウトは、台数を増やす。
  • 今のところ、たまには落っこちても大丈夫。というレベルなら問題なし。 mixiとかはてなとか。
  • いかに分離できるか? SOAとか理解しないとわかんないような。
  • 機械は安くなった。けど、技術者が足りない。必ずしも安くはつかないよと。
  • Inet VPNは需要が増えている。
  • SIerさんのなかでも、内部で二つの方向を目指す必要
    • 一つは、きっちりかたく利益をとっていく
    • もうひとつは、Try。社内ベンチャー的なこと
  • オープンにすると … 信頼感が増す
  • ただ、全部出す訳じゃない。暗号の方式はオープンにしても、キーは教えない。Googleとかでもいってたね。http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20340812,00.htm

15:30-17:35 第3セッション:ザ・ジャパンソフトウェア 

日本発の世界に誇るジャパンソフトウェアの講演
まずは、表彰式。

15:30-16:30 「TRON—ユビキタス・コンピューティングのためのオープン・リアルタイム・プラットフォーム 坂村 健(東京大学教授) 

ほんと、RFIDからこっち坂村先生、元気ね。これも、結構参考になったきがする。

  • イノベーションのタイプには二つある
    • 要素技術イノベーション こっちは、日本は得意。いろいろ摺り合わせが必要。Mashupできない。
    • インフライノベーション こっちは、日本苦手。とにかく時間がかかる。OSとか鉄道とか。
    • インターネットだって、原理は1941年に考えられたモノ。
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070126/117783/
    この記事を見て思い出した。日本ってやっぱりそうなのね、みたいな。

  • 制度イノベーションという考えも 100%大丈夫とか考えるとうまくいかない。
    • シンガポールのETCの例
    • ipodの例とか、全部やっているからうまくいった
  • 今の携帯標準チップは、アメリカの言うことを聞かなかったヨーロッパがうまくやった。
    • その時、日本にはTRONもあったのに、アメリカの言うことをはいはいと聞いたから…。
  • IFIDタグの ucode バーコードとかを載せるベース TCP/IPがhttpやftpをのせるみたいに。
  • TRONは組み込みに強い。RTOSだから。
  • RTOS(イベントドリブン型) vs TSSOS (ラウンドロビン型)
    • RTOS扱える技術者がホント少ない
    • 最近需要が増えて、使えないjava屋がいっぱいきた
    • RTOSの考え方がわかってないらしい
  • TRONは Tライセンス。
    • 開発者の権利を守りつつ、みたいなライセンスらしい。

16:35-17:35 「Ruby in the World」まつもとゆきひろ(ネットワーク応用通信研究所 特別研究員) 

なんか、珍しく照れているまつもとさんが見られておもしろかった。
いつも謙遜してらっしゃるけど、言語設計って、プロダクトのデザインとかと一緒でセンス重要なんだと思う。
rubyのセンスが良かったから、Railsがrubyで書かれたわけだと思うし。

  • あまり役に立つ話しはないけど、ファンなので良い
  • ほんと謙虚過ぎて、見てるこっちがこまるねぇ
  • Railsのサイトと流行をみて、マーケティングを見直したらしい。15minでつくるblog
  • 作る側の論理より使う側の論理を優先した言語
    • 気持ちよくプログラムできること
  • バランス重要

17:50-19:45 懇親会 

8割方の方は帰ったみたい。ついでに、知っている人が全くいない。(講演者の人は一方的にしってるけど)
ビールで乾杯した後、手近なテーブルの方と名刺交換した。
東京芸大の講師の方、東大大学院の方、豆蔵の方とか。
後で、まつもとさんとも名刺交換してご挨拶させてもらった。
まったく、ミーハーだと思うが、単純にうれしい。
あまり話せるネタとかないのが残念。
rubyちゃんと使えるようになっておきたいなぁ。

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